夫婦の危機

夫婦の危機と絆

夫婦の危機と絆









不妊治療は、1人ではできないもの。そこには他人には言いにくい夫婦の危機があった人もいると思う。

不妊治療は夫と2人で立ち向かってこそ叶うものだと思う。
でも、2人で立ち向かうといっても、これはこれで男と女では温度差が違っていて、なかなかうまくいかない時もしばしば。正直、私も夫婦の危機を感じたこともありました。

夫は、特に子供が好きというタイプではなく、どうしても子供が欲しい!!とは思っていなかった。というか、まわりに子供がいなかったため、子供とはどういうものか、いまいちピンときていなかった。

だから、こんな不妊治療までして子供を作らなくても、自然に任せて、できたらできたでいいし、できなかったら人生、夫婦二人で楽しめばいい。という考えでした。

一方、私は、姉に子供がいたせいもあって、やっぱり自分の子供がほしい。というか自分の子供に会ってみたい。夫の子供に会ってみたい。せっかく女に生まれたからには、子供を産んでみたい。という気持ちが強かった。

こんな二人だから、夫が不妊治療を理解していくまでは、夫婦喧嘩することもしばしば。
そのうち何回かは、夫婦の危機が訪れそうでした。
特に、仕事が忙しい時期だったので、ただでさえいっぱいいっぱいだった夫は、勝手にスケジュールを決められ、半強制的にタイミングを持たないといけないことにイラだっていた。

治療を始めてから、初めてのタイミングの日、仕事から帰ってきた夫が、
「なんか熱っぽいから、今日は勘弁して〜〜。」と言ってきた。

普段なら、「大丈夫?!」と言える私も、この時は気が立っていたというか、焦っていたのか、全く気持ちに余裕がなく、「絶対、今日じゃないとだめ!!
こっちは毎日、仕事が終わってから病院に行って、今日の日のために頑張ってきているのに、少しは協力してよ!」と怒り泣きする始末。。

今思えば、熱があるんだから、1回くらい、見送ってもしょうがないことなのに、その時はそんな余裕まるでなし。

なんとか夫も協力してくれたが、翌朝39度の熱が出た夫をみて大反省。
自分の身勝手さに嫌気がさした。。。

もちろん、夫の気持ちも十分に理解できるが、こっちもこっちで何日も病院に通い、お金もかかり、今回を逃すと1ヶ月先までまた待たないといけない。
という気持ちが先走り、だんだんとお互いに思いやりを持てない状態になっていた。

だから、喧嘩するたびに、不妊治療なんかしなくても子供ができたら、こんな余計な喧嘩はしなくてもいいのに。。
なんで、子供がほしいと二人で頑張っているだけなのに、喧嘩しなくちゃならないの。。と思う日々。

でも、不妊治療を続けていく中で、夫も少しずつ理解をしてくれるようになり、いつしか、絶対的に協力してくれるようになりました。

また、私が救われたのは、夫が「子供ができなければ夫婦二人でお金も自由に使って楽しんでいったらいいよ。」と言ってくれたこと。

頑張って、無理だったとしても夫婦であり続けられる。夫は私を見捨てない。という安心感があったことは私にとって、とても大切な心の逃げ場でした。

雨降って地固まるじゃないけど、夫婦の危機を乗り越えてこその絆が生まれた気がします。

                                     
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